防災・防犯
トキアスでは防災対策に力を入れています。「地区内残留地区」にあるため、災害発生時は「在宅避難」が基本となります。また、街全体が安全であると言うことに加えて、元々防災拠点として再開発されているため、リバーパーク汐入町会として「災害時は周辺住民12万人を受け入れる」方針となっています。従って、災害発生時には、自分や家族の安否が確認でき、部屋や建物が安全であることが確認できたら、受け入れ側のホストとしての役割を担っていくこととなります。トキアスとしては、帰宅困難者を公共交通機関等が復旧するまでの間、共用施設で一時的に受け入れるべく、荒川区との協定締結に向けて協議中です。(2018年2月現在)
地区内残留地区
地区内残留地区とは、東京都震災対策条例に基づくもので『地区の不燃化が進んでおり、万が一火災が発生しても、地区内に大規模な延焼火災の恐れがなく、広域的な避難を要しない区域』として、平成25年5月現在で34ヵ所が指定されています。荒川区では、南千住4丁目及び8丁目と3丁目の一部が指定されています。
いっとき集合場所
一時(いっとき)集合場所は、広域避難場所へ避難する前に、近隣の避難者が一時的に集合して様子を見る場所または避難のために一時的に集団を形成する場所で、集合した人々の安全が確保されるスペースを有する場所をいいます。荒川区では、平成24年6月現在で55ヵ所を一時(いっとき)集合場所として指定しています。
広域避難場所
大地震時に発生する延焼火災やその他の危険から避難者の生命を保護するために、必要な面積を有する大規模公園や緑地等のオープンスペースをいいます。 東京都は、震災対策条例に基づき平成14年12月に荒川区の大震災時の広域避難場所として白鬚西地区等5ヵ所を指定しています。トキアスの近隣では、都立汐入公園が該当しますが、地区内残留地区である地元住民は、火災で焼け出されたりしない限り、避難はしません。
一次避難所
災害によって、住居が倒壊又は消失等によって居住することが不可能となった被災者に対し、宿泊や給食等の救援救護の措置を実施するため、荒川区が学校等の公共施設に開設します。 平成24年6月現在、区立小中学校及びその他の公共施設等94ヵ所を指定しています。荒川区のホームページでは、南千住8丁目は「汐入東小学校・第三中学校」が指定されていますが、荒川区防災課に確認したところ、自宅が火災等で居住できなくなった方は、汐入小学校に避難しても構わないとのことです。
帰宅困難者一時避難施設
トキアスの取り組みとして、帰宅困難者のうち、女性や小さな子ども、お年寄りや障がいのある方などをマンションの共用施設で受け入れができないかと考えており、基本方針としては総会で可決しています。現在、荒川区と災害時における協定書の締結に向けて活動しています。これにより、荒川区から色々な支援を受けることができ、使用した共用施設の原状復旧なども行ってもらえるようになります。
地区防災計画
内閣府が推進している地区防災計画制度は、従来の行政主導の地域防災計画(トップダウン型)ではなく、自分たちの住む街(地区)の特性に合わせて自分たちで防災計画を策定する(ボトムアップ型)もので、これを行政に提出すると、地域防災計画の一部に組み入れることができるとされている革新的な制度です。トキアスは、2015年度モデル地区に選定され、内閣府から派遣された専門家のアドバイスを受けながら、様々な取り組みを行っています。
災害時情報共有ツール
当マンションでは災害時情報共有ツールを導入しています。
- 安否確認システム(EMC)
- 地震が発生すると自動的に携帯電話やスマホ等にメッセージが送信されます。ガイダンスに従って返信すると安否情報が自動的に集計され、防災センターや役員はリアルタイムで状況を確認することができます。
- 災害掲示板
- トキアスの被災状況を公式に発表します。遠く離れた友人・知人や親戚もトキアス公式ホームページにアクセスすれば、状況を知ることができます。
- タイムライン
- ログインした人だけがトキアスの被災状況の詳細を知ることができます。刻一刻と変化する状況が写真を交えて発信されます。
- グループトーク
- 防災センターと理事会役員、災害対策本部メンバーだけで情報共有ができます。外出先にいても相互連絡が取れるので、報告・連絡・相談と指示が可能です。
- 家族間伝言板
- IDは各住戸に1つずつ配布されますが、家族等とだけ共有できる伝言板サービスが付与されています。